デアリングタクトが、史上初となる無敗の牝馬の3冠馬誕生か、ということで盛り上がっている今年の秋華賞です。
前が止まらない馬場や、内枠を引いて包まれたりしたらという懸念材料はなくなりました。
土曜日の競馬を見ていると、適度に渋った馬場で外が伸びる傾向にあり、枠順も外目のいいところを引き当てました。
もちろん、競馬に絶対はなく、トリッキーな京都の内回りコースということで、デアリングタクトの隙間を狙うなら、やはりレース展開しかないと考えます。
今回のメンバーを眺めると、逃げ馬が不在で、先行馬も限れています。
ジョッキーが先行抜け出しをイメージしている③番マルターズディオサが、押し出されてハナを切る可能性すらあります。
ここで⑰番ウインマリリンの出方を考えてみます。
デアリングタクトは、ノルマンディクラブからは初となるGⅠ馬で、今回は歴史的快挙ということです。
このノルマンディクラブを主催している岡田牧雄さんの兄、岡田繁幸氏が管轄しているのが、このウインマリリンです。
となれば、ある適度の流れを作って、デアリングハートの後押しをしたいと考えても不思議ないですし、鞍上の横山武史騎手も出していくタイプで、確かに枠順は微妙ですが、思い切っていくことも考えられます。
更に、このウインマリリンと同厩舎という関係にあるマルターズディオサが競り合うことは考えにくく、隊列はいい感じになると予想します。
以上のことから、前走は、開幕週で先行馬有利の馬場で、前半ゆったりとしたペースの番手から快勝したことは認めつつも、また、秋華賞は差し競馬になる傾向にあることは承知の上で、ここでもレース展開には恵まれると考えられる③番マルターズディオサを狙います。
ポテンシャル的に、もしデアリングタクトを逆転できるとしたら⑤番ウインマイティーだと思います。
オークスでは、一旦先頭に立ちながら、最後はデアリングタクトの強襲に屈しましたが、いい脚を長く使える強みは、3コーナー手前から持続力が問われる秋華賞にはピッタリだと思います。
前走は、出遅れて6着でしたが着差は0.3秒差で、しかも上がり最速をマークしたことは、ここへの試走として最適だったと思います。
最程触れた、岡田ファミリーの忖度がなければデアリングタクトにとっては強敵だと思います。
長くいい脚ということでは、前走の後半を推定57.2秒で古馬相手に0.7秒の大差をつけて快勝した⑧番ソフトフルートも、馬場が乾いてきて直線に入って、内側で勝負できれば可能性が出てきます。
馬券のまとめ
AB=XY作戦で
③=⑤⑬
⑧=⑤⑬
の馬単と、③=⑧の馬連
3連複は、③⑤⑧⑬のボックスを
デアリングタクトが断然人気ですので、この馬絡みを厚めに購入します。
⑤⑬番の2頭軸マルチで、①②③⑤⑧⑰番への3連単も加えておきます。