この極寒期に、キャリアの浅い3歳牝馬によるレースで、強い馬がこの時期に登場するわけもなく、加えてトリッキーな中山マイル戦のコースで行われるため、毎年荒れる重賞として、穴党にとってはワクワクしてきます。
まあ、気負い過ぎずにしたいとは思いますが、狙うのは人気薄(当日8時現在で単勝オッズ38.7倍の11番人気)の⑥番スピードグラマーです。
このレースが荒れる一因として、1戦1勝の馬が人気になりますが、結果的には3着までで、今年も、そうした馬が上位人気を占めています。
まだ、負け知らず(って1戦だけなので当然ですが)で、未知の部分に魅力を感じるのでしょうが、現実的にはその期待を裏切ってしまうことが多々あるということです。
スピードグラマーは、3走前に、東京1400メートルでは不利な大外枠から着差のない2着、その後ダート戦を使い、前走では中京のマイル戦を前々で粘りに粘って快勝、ここへ駒を進めてきました。
まだ、中山コースは使ったことがありませんが、ピッチ走法で、関係者からも「器用で立ち回りの上手な馬」というコメントがあり、このコースには向いていると推測できます。
現在の中山の芝コースは、イン・セン有利な状況で、先行して粘るタイプのこの馬には、枠順も含めて期待が膨らみます。
もう1頭は、やはりレースセンスが良く、先行力のある⑯番フィールシンパシーで、前走同じ中山マイルコースで勝ち切っています。
岡田牧雄さんの持ち馬で、個人的には応援したいのですが、この枠順は厳し過ぎます。
③番スターズオンアースは、このレースと相性のいい赤松賞で、前半折合いを欠いて、ナミュールから0,5秒差の3着ということで評価されていると思います。
問題は、その気性が今回はどうかということです。
差のない2番人気の①番エバージャドネーは、前走の新馬戦で、昨日のシンザン記念を勝ったマテンロウオリオンを差し切って快勝しています。
これで、更に人気を集めると思います。
力が違ってあっさりという場面も覚悟はしなければいけませんが、キャリア1戦1勝ということと、関西馬が不振というデータが気になるところです。
3番人気の⑨番エリカヴィータは、国枝厩舎のルメール騎乗で人気になっていますが、この馬も1戦1勝で、前走は上がり最速も、スローペースからのもので、走破タイムも平凡でした。
4番人気の⑤番スクルトゥーラは、前走が不利な東京1400メートルの⑰番枠から好位につけて上がり最速タイムで快勝したことは評価できます。
しかし、この馬も1戦1勝で、しかも横山武史騎手と鹿戸雄一厩舎コンビということで「第2のエフフォーリア」的な騒がれる分、票が流れていきます。
まあ、穴党にとってはありがたい話しです。
いずれにしても、木幡育也騎手に、そつなくエスコートしてもらい、今年の片目を開けたいと思います。
そういえば、この馬の所属は、もうすぐ引退の藤沢和雄厩舎です。
昨日のシンザン記念でルメール騎手の「新しいグランアレグリ」発言で、異常人気となり惨敗したラスールのリベンジをここで果たしてもらいたいものです。
馬券のまとめ
ということで、すべてを⑥番スピードグラマーに託します。
この馬から、馬単マルチによる総流しバクダン作戦
と、悔いが残らないように超手広く
⑥→①②③④⑤⑦⑧⑨⑩⑯
の3連複で勝負します。