③番パンサラッサのスタートが遅く、前回の札幌記念でも同厩舎の馬がサポートしてくれてハナに立つというレースになっていました。
まあ、枠順的にもハナを奪うとは思いますが、⑩番ノースブリッジや⑫番バビットに騎乗する2人が策士なだけに、すんなりとはいかないと考えています。
もっとも、この2頭も前者はスタートにポカがあるタイプですし、後者の先行力で逃げることは厳しいとは思います。
⑨番ジャックドールは、スタートが速く、押し出されてハナに立つ場面も想定できますが、中段に有力馬が控えていますので、前走のように好位から差す競馬が理想的だと考えます。
この馬は、左回りの方がスムースですし、跳びの大きい馬なので東京コースの2000メートル戦はピッタリだと思います。
レース展開を考えた場合、①番マリアエレーナは、この枠順を活かせば面白い存在です。
距離と左回りに適正があるということで、エリザベス女王杯でなくこちらを選択したということで、前走GⅢとはいえ0.8秒差をつけての快勝劇は、ここにきての充実振りからも侮れません。
小柄な馬なので、斤量の56キロがどう響くかは懸念材料です。
3歳馬勢は、やはり56キロの斤量面でのアドバンテージは大きいと思います。
⑦番イクノイックスは、皐月賞、ダービー共に大外枠から2着と好走していて、秘めたる資質は相当なものだと思います。
そのダービーで1番人気に支持されていた⑤番ダノンベルーガは、⑥番ジオグルフを相手にしなかった共同通信杯でのパフォーマンスが印象的でした。
ダービーはオーバーワークだったようで、使いべりするタイプということと、距離は2000メートルがベストということで、ここは正念場だと考えます。
もうひと言付け加えるなら、土曜日の重賞アルテミスSで、断然1番人気に騎乗した川田将雅騎手のレース振りが、とても褒められた内容でなく2着に敗れました。
これは想像ですが、彼の心中は穏やかでなく、ここで期するものは相当だと思います。
最後に、大穴ならということで②番カラテを挙げてます。
このレースでは分の悪い6歳馬ですが、マイルで活躍していた馬が、前走では2000メートルの新潟記念をハンデ頭で快勝しました。
マイル戦でも2000メートル戦でもという特性はプラス材料ですし、枠順的にもいいところをゲットしました。
土曜日のスワンSでも人気薄を2着に持ってきた菅原明良騎手の小気味のいい騎乗もプラスして期待したいと思います。
馬券のまとめ
⑤⑦⑨→⑤⑦⑨→①②③④⑤⑦⑨⑩の3連単フォーメーション
と
②番カラテから手広く
→①③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩
の3連複で夢の万券ゲットを狙います。