ヴィクトリアマイルの前哨戦という位置づけですが、コースの形状が真逆ですので、ここは中山1800メートル戦向きの馬が中心になります。
中山1800メートル戦は、基本的にはイン・セン有利のレースになります。
但し、今回は逃げたい馬が数頭いますので、典型的な先行有利の結果にはならないと思います。
とはいっても、逆に逃げ馬が多いときは、超乱ペースにはなりにくく、直線一気も決まりにくくなる傾向にもあります。
加えて、牝馬によるハンデ戦ということで、55キロ以上の重いハンデの馬が苦戦しているという傾向があります。
1~3番人気(当日7時現在)の3頭は、すべて55キロ以上です。
⑨番テルツェットは、420キロ前後の小柄な馬で56.5キロは相当きついと思います。
⑪番ルビーカサブランカは、前走52キロからプラス3キロ、③番ミスニューヨークも前走からプラス2キロで、脚質的にも前走の切れ味が発揮しにくくなると考えます。
ということで、波乱を期待して4番人気以下も馬をみていくと、まず目につくのが⑧番ゴルトベルクです。
OPでの実績はありませんが、5歳馬でまだ9戦のキャリアながら、そのうち7戦が1800メートルで、馬券圏外は前走の1戦だけの、1800メートル戦のスペシャリストです。
その前走は、落鉄が敗因ということで着差も0.6秒差なら許容範囲と捉え、
ハンデ53キロなら、このクラスに入っても期待できると思います。
次に、重賞お宝データにある「前走重賞で敗れたものの重賞で実績のある馬、特に、愛知杯組が活躍」ということから、このレースで0.4秒差6着の⑥番クールキャットはフローラステークス勝ち馬ですので、有力視できます。
レース展開と枠順から、②番シングフォーユーは、3勝クラスといえども前々走でこの舞台で勝ったようなレースができれば十分に足りると思います。
超人気薄では、前走愛知杯で0.7秒差13着の⑬番スライリーは、秋華賞でビービー人気ながら0.5秒差5着という意外性が面白いと思います。
もう1頭、短距離しか実績がなくて軽視されている⑤番ジュランビルは、関係者のコメントにもあるように、最近ズブくなっていて距離延長で楽に先行できるこの枠順なら、一発もあり得ると考えます。
馬券のまとめ
思い切って上位人気馬を軽視して、気のある5頭②⑤⑥⑧⑬番による
馬単と3連複ボックスで、夢の万券ゲットを狙います。