新装となった京都競馬場での初GⅠ競走。
そうでなくても、GⅠは勝ち切りたいと思っているジョッキーが多いところに、今年は、レース展開上の駆け引きが興味深いです。
単勝オッズ1倍台に押されている③番タイトルホルダーは、スピードとスタミナを兼ね備えていて、決して逃げなくても競馬はできる実力馬です。
しかもこの枠順なら、⑤番アイアンバローズと大外の⑰番アフリカンゴールドが逃げ作戦をほのめかしていますが、自然とハナに立って押切るシーンが順当なところです。
しかし、そのことは、⑥番アクスビクターモアに騎乗の横山武史騎手は、嫌というほどわかっています。
タイトルホルダーを負かさなければ、春天の勲章は手に入らないわけで、ここは、兄弟仲良くではなく、兄弟喧嘩のレース展開になると考えています。
横山武史騎手が述べているように、「騎手の力が発揮できるのは長距離で、春の天皇賞は一番勝ちたいGⅠです。」ということで、決して脚を余すことなく、早めの仕掛けにならざるを得えないと思います。
それを虎視眈々と狙っているのが、①番ジャスティンパレスに騎乗するルメールです。
3コーナー手前からの攻防は、久し振りに胸が躍るシーンを楽しめると思います。
馬券的に穴を出すとしたら、有力馬3頭の直後で脚を溜められるタイプということで、⑫番ブレークアップと⑦番ディープボンドに期待します。
得に、前者は、前哨戦となる阪神大章典でのゴール前の脚色は目立っていて、ここにきての成長が感じられます。
微妙な馬場状態も、重い馬場で3勝している実績もあります。
正直、枠順は、もっと内目がほしかったですが、ここならギリギリとします。
後者は、タイトルホルダーとは1.1秒の差をつけらましたが、昨年の2着馬ですし、前哨戦は本調子になかったようで、ひと叩きの効果はあると思います。
関係者のコメントにもあるように、内目で脚を溜められればという作戦ができる枠順を引き当てました。
前の方で、有力馬同志の攻防の激しさが増せば、人気馬では⑬番ボルドフーシュ、人気薄では②番ディープモンスターの出番があると考えます。
馬券のまとめ
まずは、ABCD=XYZ作戦で
⑫=①③⑥⑬
⑦=①③⑥⑬
②=①③⑥⑬
の馬単マルチ
と
⑫→①②③⑥⑦⑬
⑦→①②③⑥⑬
②→①③⑥⑬
の3連複
加えて、
①③⑥(1着)→①②③⑥⑦⑫⑬番の3連単
と、人気薄が突っ込んでくることを期待して、手広く購入します。