⑥番エフフォーリアに④番ジャックドールの一騎打ちムードですが、今回ジャックドールは厳しいレースが要求されると考えています。
エフフォーリアの実力、横山武史騎手の異常?なほどの前掛り志向から推測して、ジャックドールへ早め早めのプレッシャーをかけてくることで、直線半ばで厳しくなるシーンが目に浮かびます。
《高松宮記念での私見》
先週のレシステンシアでの騎乗方法が、ネット上でも話題になっているようです。
横山武史騎手の戦法自体は否定していません。それが彼の持ち味でここまでの地位を築き上げてきたと思います。
但し、逃げなくてもいい1番人気の馬を、先行指数▲1.0秒でハナに立たせて押し切ろうとした内容は強引過ぎた感じが否めません。
結果論でなく、逃げたい馬もいましたし、折り合いのつく馬なので番手以降に控えて、直線抜け出す正攻法を選択するべきだったと思います。
本題に戻しますが、このレースのもうひとつのポイントは、⑭番レイパパレの存在です。
昨年の勝ち馬で、しかも川田将雅騎手の性格からみて、当然勝ちにいく競馬をすることが予想されます。
前走は、ジャックドールと同斤量で後塵を拝しましたが、今回は斤量差が2キロつきますし、小柄なレイパパレにとって1キロ減となることはかなりのプラス材料になります。
この馬も早めの仕掛けで粘り込みをはかる戦法になると予想されます。
この3頭による熾烈なプレッシャーの掛け合いで、レースは激しい展開になり、先を進んでいるジャックドールにとっては、相当に厳しい状況が生まれると考えています。
そうしたことから、狙ってみたいのは、この3頭の後ろにポジションをとるであろう⑩番ヒシイグアスと⑤番アカイイトです。
前者は、中山金杯、中山記念を連勝して、GⅠ天皇賞ではエフフォーリアと0.8秒差と大差をつけられましたが、8ヶ月振りのレースで不利な大外枠からの競馬であったことで情状酌量の余地はあるとします。
前走では、香港カップでラヴズオンリーユーと着差のない2着と健闘し、
すでに6歳馬ですが、まだ13戦のキャリアしかなく、ハーツクライ産駒ということも考えると、まだまだ成長の余地があると思います。
後者は、エリザベス女王杯を快勝した後、有馬記念7着、前走の金鯱賞では、ジャックドールに0.6秒差をつけられた3着でしたが、開幕週のインコース先行馬が圧倒的に有利な馬場状態の中、中段から前へ押し上げてのレース振りが、このレースを意識してのまさに前哨戦的な闘い方に好感が持てます。
もう1頭挙げるとしたら②番レッドジェネシスです。
1番人気に支持された菊花賞では惨敗しましたが、これはかなり酷い不良馬場で行われた前哨戦の神戸新聞杯で好走した反動によるもので敗因ははっきりしています。
それだけに、前走の京都記念での2番人気と指示を集めましたが、最下位となった敗戦をどう解釈するか、説明はつきにくのが正直なところです。
但し、ここまで人気(当日7時現在、単勝オッズ70.8倍12番人気)が落ちれば、この枠順を活かして、あのシャフリヤールに先着の神戸新聞杯でみせたインコースからの、まさに一発があればと期待します。
馬券のまとめ
エフフォーリアの頭を叩けるとしたら⑩番ヒシイグアスという望みを託して
⑥⑩番を1着候補に→②⑤⑥⑩⑭番への3連単を購入します。