牝馬3歳で、古馬相手に、しかもマークを受けながら早めに先頭に立ち押し切った④番ソダチは、2000メートルまでなら強いことは間違いありません。
今回も、吉田隼人騎手としても後悔ないように、横綱相撲で押し切ることを考えると思います。
断然人気のソダシが粘り強いことはわかっていますので、道中のマークがきつく、やはり勝つためには、どうしても早仕掛けになると思います。
レース展開的には、⑤番エイシンヒデンが逃げて、⑨番アンドヴァラナウトや、騎手の性格も含めて③番クールキャットや⑦番サルファーコスモスあたりがソダシにプレッシャーをかける形なら、その後ろにつける⑭番ファインルージュが絶好と思っていました。
鞍上は、ルメールで、やはり2番人気に押されていますが、紫苑ステークスで勝利に導いたのは福永祐一騎手です。
今や、ルメールとは同格的存在の彼が選んだのは⑨番アンドヴァラナウトという事実があります。
裏事情は知りませんし、前走がスローの展開だったことが微妙に影響すると思いますが、こちらを上位に取ることにします。
人気のないところでは、②番ステラリアに一番の魅力を感じます。
オークスでは、大外枠の⑱番から、それまで上がり連続で最速上がりタイムを記録していた馬とは思えないほど、川田将雅騎手が、ソダシを目の敵といわんばかりに押し出して先行し、完全にスタミナ切れで惨敗しています。
その前の忘れな草賞では、今回と同じコースを最速上がりで快勝していて、この枠順からなら、前半いい位置で溜めて直線内目をこじ開けることは可能だと考えます。
同じようなことは①番スルーセブンシーズにも言えます。
前走の紫苑ステークスでは、直線で完全に前が塞がりまったく追えずにいましたが、前が開いてからは爆発的な脚で2着まで押し上げました。
ドリームジャーニーの産駒で小回り向けでもありますし、大野拓弥騎手での一発も魅力は十分過ぎるほど感じます。
問題は、前走の関東圏での競馬でさえレース当日に大幅に体重が落ちたという事実があり、初の長距離輸送で馬体を維持できるかどうかです。
パドックで最終確認をして、430キロの馬体重をキーしているかどうかが、すべてだと考えています。
最後にオークス1、2着の馬では、勝った⑪番ユーバーレーベンは、まさに岡田繁幸総師の執念で勝ちをもぎ取ったようなレースで、その後のアクシデントで前哨戦を使えなかったことや、ここでは距離的にも厳しいとみています。
2着のアカイトリノムスメも、ジリジリと伸びてくるタイプで小回り向きではないと思います。
まあ、超良血で成長力はあるでしょうから、押さえの評価にしておきます。
最後の最後に付け加えておくと、単騎逃げが確実な⑤番エイシンヒテンの扱いです。
前走のローズステークスはスローに落として2着に粘り込みました。
もっとも、これをフロック視されて、今回も人気はまったく上がっていません。
レース展開も、前述したように、各馬早めの仕掛けで厳しいことは想像できますが、こうした事前の予想に反して馬券に絡んだシーンを、今まで何度も経験してきています。
今回も、もしもを考えておきます。
馬券のまとめ
ということで、ABC(D押さえ)=X主力 Y(パドック確認) にZ作戦という感じで、
②=④⑨⑭+⑫
バドックで問題なければ
① =②④⑨⑭+⑫
② →④⑤⑨⑫⑭
バドックで問題なければ
① →②④⑤⑨⑫⑭
に
⑤→④⑨⑫⑭
と
⑨(1着固定)→①②④⑤⑫⑭の3連単
も購入します。