このレースを迎えると、どうしても思い出されるのが、昭和53年予後不良にてこの世を去ったテンポイントの雄姿です。
当時は、完全な東高西低の勢力分布で、関西の馬が新聞紙上で賑わうようにと名づけられたテンポイント。
前走の有馬記念で、天馬トウショウボーイとの壮絶な一騎打ちを制し、欧州へ遠征するために、暫く観ることができない関西のファンにもひと目というオーナーの気持ちが裏目に出てしまう結果となりました。
当時は、純真無垢?な青年でも、やはり極寒期の66.5キロは無茶かな、と感じていました。
しかし、テンポイントにはかわいそうなことをしましたが、いわゆる昭和のドラマがあったなぁと感傷的になります。
ここにも、有馬記念の激走から④番ステラヴェローチェが出走してきました。
もちろんハンデは57キロと常識的な設定ですが、上がり最速でエフフォーリアへ迫ったレースでの疲労が残っていることは心配されます。
②番クラヴェルも、エリザベス女王杯で3着と好走しましたが、このレースは完全な差し・追込み競馬で、ここでもあの芸当ができるかとなる疑問符が残ります。
まずは、今の中京競馬場の馬力を要する馬場で、ハンデ戦ならということで、①番モズナガレボシを狙います。
松山弘平騎手の進言で、距離が伸びるこのレースを選択したというコメントがありました。
やはり馬のことは騎手が一番理解しているので、こうしたケースではいい結果につながると思います。
穴は、軽ハンデの馬ということ、2200メートル以上のレースで2勝以上している馬が活躍しているという重賞お宝データから、ハンデ53キロの
⑫番エフェクトオンと⑯番トラストケンシンが浮かび上がってきます。
7歳以上は全滅というデータからは、トラストケンシンは少し分が悪い感じはします。
人気にはなっていますが、⑧番フライライクバードは、2200メートル以上で4勝していますし、前走のアルゼンチン共和国杯で、オーソリティの3着の実績、晩成型のスクリーンヒーロー産駒ということから、ここでも有力です。
アルセンチン共和国杯で、そのフライライクバードに先着しているのに、人気が薄い③番マイネルウィルトスは、不良の福島民報杯を大差で勝っているようにパワーの要る馬場で、上がりがかかるレースは得意です。
デムーロ騎手が、ステラヴェローチェへ騎乗するために、捨てられた格好になっている分、パフォーマンスがあります。
中日新聞杯では、もの凄くお世話になった⑪番ショウナンボルディと⑦番アフリカンゴールドですが、やはり柳の下に・・・で、⑬番トップウイナーの参戦もあり、そううまくはいかないと思っています。
馬券のまとめ
変則のABC=XYZ作戦で、
①=③④⑧⑫⑯
③=④⑧⑫⑯
⑫=④⑧⑯
の馬単マルチ
①→③④⑧⑫⑯
③→④⑧⑫⑯
⑫→④⑧⑯
の3連複を購入します。