京都競馬場で開催されていたときは、開幕2週目の軽い馬場で「イン・セン作戦」が狙えましたが、今年は、中京競馬場の開催となります。
また、その年によって、メンバーレベル差がかなり激しく、波乱度の高いことも期待できたのですが、今年は、ルメール騎手が「新しいグランアレグリア」と評した②番ラスールがエントリーしています。
藤沢和調教師が近く引退ということもあって、人気に拍車がかかっているようです。
となれば、この間隙を突くというのが、穴党の性です。
もちろん、ひと昔前なら、この戦法が面白いように決まりましたが、昨今の競馬では、大手生産牧場の育成技術が急激に進歩したようで、返り討ちにあってしまうことがほとんどです。
しかも、「現時点においては、アーモンドアイより、完成度が高い」というノーザンファーム天栄の場長評価(TVインタビュー談話)では、正直なところ、成すすべなしです(苦笑)
それでも、「夢の万券ゲット」は挑みます。
重箱の隅をつっついても、何かないかと考えます。
アーモンドアイやジェンティルドンナもここを制して、出世していきましたが、両頭ともに、新馬戦で敗れて、ここは3戦目というローテーションでした。
ここ20年近くで、1戦1勝の牝馬は2着まではありますが、勝った馬はいません。
ということで、逆転できるとしたらという観点での1番手は③番ソロタリオにしました。
マイル戦にこだわり、4戦すべてがこの距離で闘っていることと、パワー型の馬場ならモーリス産駒ということに加えて、やはりルメールに真向勝負を挑めるC・デムーロ騎乗込みでの評価です。
もう1頭、正直なところ、頭までのイメージはしにくいのですが、①番ピーアストニッシドです。
⑦番シーズザデイが、控える形にも対応できるという関係者のコメントと、もし押さえがきかないで、この馬が飛ばしていっても、その番手からでも十分に勝負ができます。
ラスールとソリタリオも先行力がありますが、2頭で相当牽制し合うでしょうから、その間隙を突ければということで期待します。
もっとも、ルメールにしろCデムーロにしろ、脚を余すような騎乗はしないということであれば、出遅れ癖はありますが⑧番ウナギノボリの末脚が期待できます。
4戦連続して出遅れているので、今回も同じになるリスクはありますが、前走では、ソリタリオには上がりタイムで0.5秒上回り、0.1秒差にまで迫っています。
中間のゲート練習が功を奏し、⑧番という偶数の枠順で「もし、出れば」、早熟系のドレフォン産駒が活きて、今なら勝負になると考えます。
3着までの圏内に突っ込んでくるのは、様々な経験を積んでいる⑥番カワキタレブリーと、前走最速上がりでマイル戦を快勝した⑪番デルマグレムリンを挙げておきます。
4番人気まで支持を集めている⑩番マテンロウオリオンは、前走1400メートル戦を上がり33.4秒という破格のタイムで快勝していますが、あまりに極端なレース内容だったことと、間隔の詰まったローテーションはマイナス材料だと考えます。
3番人気の⑨番レッドベルアームも、大手生産馬で怖い1頭ですが、脚長の馬で、1800メートル戦を2回使っているように、もう少し距離が長い方がいいタイプだと思います。
馬券のまとめ
ということで、頭の妙味を期待して
① ③⑧→①②③⑧→①②③⑥⑧⑪
の3連単フォーメーションで楽しみます。